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小選挙区制と比例代表制の違い(長所・短所)は?

現在、日本の衆議院・参議院選挙で取られている小選挙区制・比例代表制ですが、

それぞれの制度の概念や長所・短所はどんな物があるのでしょうか?

早速まとめてみました。

項目 小選挙区制 比例代表制
概要
1選挙区に付き1名を選出する選挙の制度の事を言います。


政党の得票率に比例して議席配分を決定する選挙制度です。

長所
@政治家にさせたくない候補がいれば対立候補に投票すれば落選させやすい

A妥協が生まれる余地がないので政策の結果をはっきりと評価でき責任の所在が明確となる。

B国民の力で政権交代を起しやすい


@少数政党の意見も国政に反映される

A死票の発生を抑える事ができる。

B一党独裁体制になりやすい。

短所
@政治的に少数派の意見が国政に反映されにくい。

A二大政党の間で妥協や相乗りが生まれれば事実上の一党制に極めて近い状況にもなりやすい。

B最高得票者だけが当選するので死票が多くなる


@選挙民から候補者を選べないという不満が出やすい

A中規模政党がたくさんある場合、各政党間に政策の一致がないと政争によって政局が不安定になりやすい

B強力な政権を生み出しにくい

制度へ批判的な政党・人
日本共産党
社会民主党
公明党
石原慎太郎(元東京都知事)
野中広務

なし。

日本が小選挙区制・比例代表性の両方の選挙制度使っている理由

これは、各党を代表する指導者が議席を確保できるようにする為です。

もし、小選挙区制度だけでは、各政党の指導者も地元の選挙区で勝たなければ

ならなくなる為、政党の結束力が弱まってしまいます。
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